第一話 友達作り

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「さて、どのクラスから探そうかな・・・」 石田は言った。 そう、石田はボクの為に友達を探している。 「どのクラスでもいいんじゃない?」 ボクが適当に石田に言った。 てか、ボクは友達なんか石田だけでいいし だけど・・・まぁ、探している石田にこんなこと言っちゃ悪いか。 「まず、最初は2-3だ!」 「僕たちのクラスじゃん・・・」 まぁ、自分のクラスにボクを知る奴なんていないと思うけど・・・ 2-3 教室 「幸、まずあいつから話してこい」 「嫌だ、あんな不良っぽいの」 一列目の後ろの不良かあれ? 「じゃあ、あいつは?」 「あぁ、あのイケメン?」 3列目の一番前の奴だ。 「あの子なら大丈夫だよ。じゃあ、行ってくる」 ボクは普通に行った。 「あっ、あの・・・」 「ん?何?」 「えっと・・・その・・・」 ボクは、話しかけた。 (やばい・・・いつもの風にしゃべれない・・・) 「えっと・・・武井君だっけ・・・」 その子は鋭い目で見てきた。 (やばい・・・怖いぃぃぃぃ!てか、ボクのこと知ってんの!) 「石たんから聞いてるよ」 「えっ・・・」 石田ぁぁぁぁ!お前ぇぇぇぇ! 石田がこっちを見てニヤッと笑った。 「僕は、掛川定家。石たんは小学校からの友達」 「い・・・石たん?」 なぜか、石田のことを石たんと呼ぶ 「今、考えたでしょ。僕が石たんって呼ぶこと」 それに、見抜かれてる~! 「僕は、人のことを仇名で呼ぶのが好きなんだ。君もあだ名で呼んでほしい?」 「べっ・・・別にいいけど・・・」 「じゃあ、「幸」って呼んでもいいかな?」 やっぱりそれか。ボクの仇名って言ったら幸だもんなー 「うん。それでいいよ。石田にも言われてるし・・・」 すると、定家の机から大量の菓子が出てきた。 どれも、砂糖や塩が原産のものだ。 「えっと・・・そのお菓子は・・・何?」 ボクは定家に聞いた。すると・・・ 「僕の昼飯。幸も一緒に食べる?」 これが、昼飯!?この子、絶対甘党だ・・・ でも、一緒に食べよなんて何年ぶりか・・・ 「あっ、待ってて、今持ってくるから!」 「分かった。そんなら石たんも呼んでいいよ。」 「分かった。呼んでくる!」 ボクは、自分の机に向かって走った。 これで、友達を作ったのかな? でも・・・ちょっとだけうれしいな! ___________________ 一人目の友達 ゲット! 第2話へ続く
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