~落ちた先には~

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私は、アリス・マーガトロイド 気分転換に散歩をしていた 家を出て、少し歩いたところに…まさか人が居るなんて思わなかった…しかも、足から出血していた 私は思わず駆け寄っていた… 誰だか知らないその人は、私の問いにこう答えた 「死にたくない…」 目には涙を浮かべていた…目を見て私は思った… この人は、今死ぬべき人じゃない あの目は悲しみと辛さを知っている目だ ありきたりな悲しみなんかじゃなくて…自分の事でもなくて… 他人の悲しみを受け入れて少しでも落ち着かせようとしていた目だ…
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