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―イベント会場―
「おはようございますっ」
「おお…(ギクッ!!)」
俺は、春香から目を逸らした。
「先輩……?」
「(ごめん…春香!!)」
…今はなるべく、春香に近付かない様にしなきゃ。
俺は春香から離れて、千秋の所へ行った。
「…ち・こ・く!!」
「…うっ…スマン!!!!(汗)」
「全く…アンタが遅刻するなんて、キモいわね~」
「ちょっと待て!! 俺が遅刻=キモいって何だよ!?あ…千秋、春香の病気の事…」
「もちろん、知ってたわ。私、梨香ちゃんとはお友達だから」
「…そうなのか!?」
意外な接点があったんだな…。
「私が軽音やってると話したら、梨香ちゃんが興味を持ってくれて…春ちゃんに勧めてくれたのよ」
「そうだったのか…」
俺達はヴォーカルが欲しい、と話していた。
そんな時現れた…天使の様な歌声を持つ、春香。
「私は春ちゃんに…病気の事なんか気にしないで、楽しんで歌って欲しい…ただそれだけよ」
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