第3話

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―イベント会場― 「おはようございますっ」 「おお…(ギクッ!!)」 俺は、春香から目を逸らした。 「先輩……?」 「(ごめん…春香!!)」 …今はなるべく、春香に近付かない様にしなきゃ。 俺は春香から離れて、千秋の所へ行った。 「…ち・こ・く!!」 「…うっ…スマン!!!!(汗)」 「全く…アンタが遅刻するなんて、キモいわね~」 「ちょっと待て!! 俺が遅刻=キモいって何だよ!?あ…千秋、春香の病気の事…」 「もちろん、知ってたわ。私、梨香ちゃんとはお友達だから」 「…そうなのか!?」 意外な接点があったんだな…。 「私が軽音やってると話したら、梨香ちゃんが興味を持ってくれて…春ちゃんに勧めてくれたのよ」 「そうだったのか…」 俺達はヴォーカルが欲しい、と話していた。 そんな時現れた…天使の様な歌声を持つ、春香。 「私は春ちゃんに…病気の事なんか気にしないで、楽しんで歌って欲しい…ただそれだけよ」
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