第3話

10/14
前へ
/110ページ
次へ
「俺の考えだけど…梨香さんは、春香の体調を心配しているんじゃ無いかな」 「……えっ?」 梨香さんは、春香にとって母親みたいな優しいお姉さんだ。 「俺みたいな男から、唇奪われたとか聞いたら…やっぱ“近付くな!!”って言いたくなるのかな~って……あ。」 「………////」 って…何言ってンだ、俺は!? 「あ…いや…その…えっと////」 「…クスッ。変なの~」 「…へ、変って言うなぁ!!」 「あははっ♪」 梨香さんは、春香の事が本当に大切なんだ。 だからあんな事を言ったに違いない…。 「梨香さんに“妹をよろしく”って言ってもらえる様な男にならなきゃな~」 「先輩……////」 「さっ、千秋に怒られる前に行くか!!」 「……はいっ!!」 春香はにこっと笑った。
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加