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千秋が音楽室に戻ってきた。
「(あら?春ちゃん…)」
春香はおろしていた髪をしっかりとポニーテールに結い、動きやすい格好に着替えていた。
そして…冬哉と春香は一緒に歌っているではないか!!
「(へ~?2人とも、もう仲良しって感じじゃない?ニヤニヤ)」
「……で、音楽スタートしてから、こう振るんだ」
「……!!」
「なっ?結構カッコいいだろ~♪」
「はい!!」
冬哉が時々、振り付けを交えながら春香に熱心に指導している…。
「……一緒にやる?」
「えっ!?いいんですか!!」
「勿論…行くぞ!! 音楽スタート!!……スリー、ツー、ワン!! ハイッ!!」
「……ハイッ!!」
2人のポーズは、ばっちり決まった!!!!
……パチパチパチ!!
「「……!?」」
春香と冬哉は驚いて振り返ると――千秋が2人へ拍手を送っていた。
「ちっ…千秋さん!!////」
「何だ見ていたのか…って、いつの間に戻って来たんだよ!!」
「あら、お邪魔だったかしら?春ちゃんったら…もう、すっかり冬哉に馴染んだみたいね~?」
「…えっ!? そっ、そんな事は…////」
「(顔赤い…可愛いな~)」
「まぁ…これからも頼り無い部長を支えてやってね?」
「頼り無い、は余計だろ~??」
「…よ、よろしくお願いします!!」
これからどうなって行くのだろうか…?
春夏秋冬…4人の恋物語スタート☆
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