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プルプル・・・・・・夜中の2時ごろ、梨花の携帯電話に一通のメールが届いた。眠い目をこすって携帯を見ると、件名に「down」どだけ書いてある。送り先を見ると知らないアドレスだった。
メールを開いて見るとそこには、「足の指」とある。
「なんだろう?・・・・・・あっ、彼氏だ!」
この間も、エッチのときに。梨花の指をため続けていた。
きっとアドレスを変えていたずらしているんだろう。
梨花は、そのときの事を思い出した。
「くすぐったい、いや」
と言ってもやめてくれなかった。よだれが足の裏をつたってベッドに落ちるころには、梨花は声を出してイッてしまった。
「やだ、あんなになめて」
梨花が言うと、
「お前の足の指、きれいなんだよ。何かしゃぷりたくなる」
「初めて言われた」
「お前、イッちゃったな」
「うん・・・・・・」
思い出しただけで、梨花は恥ずかしくなった。
「エッチ」
梨花は、一人言を言ってまた眠りについた。
翌朝、梨花は、いつものように7時に目を覚ました。
顔を洗おうとベッドから下りたとき、前のめりに転げ落ちて頭を強く打った。
「痛っ!」
と声を上げて、足首を見た瞬間!
「ぎゃあぁー」
家中に叫び声が響いた。指がない! 足の指が10本ともなくなっている! 包丁で切り落とされたように、ザックリ切断された指の断面からは、肉と骨がはっきりと見えているのに、血は全く出ていない。 梨花のただならね気配に、妹の真由美が「お姉ちゃん、どうしたの!」と部屋に飛び込んで来た。
叫び続ける梨花の姿に驚き、かけ寄ろうとした真由美の足が何かを踏んだ。
「お姉ちゃんの携帯・・・・・・」
画面には件名に「down」、そして「足の指」という文字が・・・・・。
これはほんの始まりに過ぎなかったーー。
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