エピソード01

3/3
前へ
/12ページ
次へ
これが世間で言う一目惚れと言う奴だろうか? 恋愛経験のない僕はそれを一目惚れと呼んでいいかはよく分からないが なぜか女の人を目で追いかけている僕がいた。 「どうなされました?」 (君の事が見とれ…なんて言えるわけがない。) だからごまかくしかない。 「なんでもないです」ごまかくつもりが レジの人を逆に困らせてはいないよね?「そ、そうですか」どうやらごまかしは気づいていないらしい。 でも、ずーっとここに立っていたら不信に思われるだろうからひとまず僕はレジの前から離れて飲み物のコーナーに移動した。 適当に飲み物を取ると彼女が話しかけてきた。 「このお茶おいしいですよね?」 「は、はい」 お茶なんか興味がないがここで嫌いとは言いたくもない。 なので彼女に僕は嘘をついた。 もう会えないからいいだろうと軽い気持ちで
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加