93人が本棚に入れています
本棚に追加
/220ページ
ｱ「おはよう！」
ﾕ「おはよ！」
ﾊﾞ「オッス!!」
トレスティア王国立リリアス魔導学園は夏の長期休暇の後、新年度を迎えていました。
私、アリス・ファネルと私の幼馴染みのユイン・マクネルとバネスト・リングネルは校門近くの人波の中、お互いの姿を見つけて再会の挨拶を交わしていました。
私達３人は３ネルと呼ばれる上級貴族で、王家、五大貴族、３ネルと、上から３つ目の地位にいて、他の上級貴族に比べると、ちょっと強めの発言力があったりします。
五大貴族がそれぞれの属性を極めた一族なら、私達３ネルは攻撃、魔法、防御に特化した軍を率いる将軍の家系で、戦争になると国軍を率いて戦線に立つことになります。
私達は今年からこのリリアス魔導学園の高等部に入学することになっていて、３人ともなんとなく浮かれていました。
理由は、高等部からはギルドに登録することが許されるから。
最初のコメントを投稿しよう！