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お兄ちゃんの時には、近所には同級生もおらず、二人で過ごすことが多かったし、次男を妊娠してからは安静続きで家にいる事も多かった。
なので、友達が出来た事が嬉しくて嬉しくて、週の半分は誰かの家で交代で過ごす事が多くなっていた。
子育ての話、結婚前の恋愛の話、夫の愚痴。とにかくご近所さんという事も忘れて、学生時代に戻ったかのように色々お喋りした。楽しかった。
しかし、お兄ちゃんはお喋りする私が面白くなくて相手をして欲しいと泣いたり、弟の昼寝もあるから我が家は早めに失礼する事も多かった。
家以外は第一子だったから、生活もペースも違ったし、会えば1日一緒に過ごす事も多かったようだ。
ちょっと疲れが出てきたのは弟が一歳を過ぎる頃。
元々マイペースな私。楽しいけれど、このままではちょっと駄目になる…と思った。夫の愚痴を言っている自分にも段々嫌気がさしたし、何しろ近所である。他の二軒は協力的な旦那さん。
他にも色々。気付いた時には結構いっぱいいっぱい。苦しくなっていた。
段々ペースダウンして、お断りする事も増えた頃、お兄ちゃんの同級生の家族と出会うのだ。
鈴木さんという、姉妹のママ。会った始めの日に、愚痴のオンパレード。
愚痴…特に相手を悪く言うのは聞き続けるのは苦手。しかし、この頃の私は、お兄ちゃんと同級生で分かち合える友達が欲しかったのだ。全く見えていない。
振り返ってみると、ほんとうに何をやっているんだ、私。何て勝手なんだと思う。
それでもその時の私は大真面目だったんだ。
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