深紅の薔薇
2/20
読書設定
目次
前へ
/
21ページ
次へ
僕とあの人の思い出話をしよう。薔薇を愛し、その姿も薔薇のように美しかったあの人の…。 彼女の本当の名は、僕も生涯知ることが出来なかった。 思えばおかしな話だが、彼女はいつも「薔薇夫人」または「ローズ」という愛称で呼ばれていた。 美しい黄金色の巻き毛に、澄んだ湖のような瞳を持った天使のような人だった。 彼女の周りにはいつも笑顔があって、若き頃の僕は、遠くからそれを見つめることしか出来なかった。
/
21ページ
最初のコメントを投稿しよう!
13人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
22(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!