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チュンチュン…
目を開けると自宅のベッドの上だった。
時計を見ると針は丁度八時を指している。
「なんだったんだろうか、夢…だったのか?」
自宅はどこも変わらずいつも通りな感じ…だよな?
なんだろう…
この違和感は…
どこが違うか言われてもどこが違うとは言えない。
でも、何か違和感を感じて仕方ない。
きっと変な夢を見たせいなのだろう。
気にしないでおこう。
スマホを手に取り由美(小池由美という一つ年上の俺の彼女)にメールを打つ。
メールを送るとスマホをベッドに投げ出した。
顔を洗い朝飯の支度をし朝飯を食べる。
食べながらおもむろにテレビをつける。
画面にはいつものニュースキャスターが原稿を読み上げている。
ここでも、何故か違和感を感じる。
一体なんなのだろうか。
目を覚ましてから感じるこの違和感は…
普段と何も変わらない日常なはずなのに…
首を傾げていると
ピリリリリ
ベッドに投げ出したスマホが着信を告げる。
画面を見ると由美の名前。
箸をおき、お茶で口の中の食べ物を一気に流し込む。
ベッドに向かい単調な呼び出し音が鳴り続けるスマホを取り電話にでる。
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