始まりの夢

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「!?」 ガバッと飛び起きて辺りを見回すが白い空間以外には何もない。 『フォッフォッどこを見ておる、こっちじゃょ、後ろじゃょ。』 声のした方へゆっくりと向くと、そこには… やはり誰もいなかった。 「ん?」 良く見ると、200メートル程先だろうか(真っ白過ぎて距離は定かではないがだいたい)人らしき人がいるような気がする。 そう、白い服を着た白い髭をサンタさんばりに生やした白髪の人が… 「て、遠いな!普通に背景色と同化しちゃってるじゃねぇかよ!」 『……』 「なんて!?急に小声になんなや!!」 『だって、いきなり怒鳴られたから…ワシ、誰にも怒鳴られたことなんてないから…グス。』 「良いからこっち来いや!」
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