始まりの夢

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ゆっくりと、真っ白な空間の中をフワフワと目だけが近づいてくる。 「怖っ!」 『!?』 目が俯きがちになりながらなおもフワフワと近づいてくる。 目の前まで来るとその姿がハッキリ見えた。 そう、真っ白なサンタさんの姿が。 「ここどこよ?サンタさん」 『ワシ、サンタじゃないし…』 「あ!?なんて!?」 『なんでもありません。怖いので大声出さないでもらえますか…(泣)』 「わかったわかった、爺さんが直ぐ泣くなよ。可愛い女子だったら同情もするし優しくするけど爺さんじゃなぁ~」 『ほぉ~、じゃこれでどうじゃな?』 パチンと指を鳴らすとサンタさんがなんと…
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