20人が本棚に入れています
本棚に追加
「それ…ほんと…?」
「うん！！ほんとだよ！莉菜！信じて！」
そこでやっと莉菜の顔に笑顔が戻った。
「なんだぁ…ビックリしたよ…」
「ごめんね…誤解させちゃって…」
「ううん！あたしが勝手に誤解しただけだから志穂は全然悪くないよ！あたしの方こそごめんね…」
「ううん！もういいよ！」
「よしっ！じゃああたしはがんばって白石君にアタックするぞ！」
ズキッ…
あ…まただ…
私…また莉菜に嫌な感情持ってる…
今、仲直りしたばっかなのに…
どうして…私は応援しなきゃならないのに…
「志穂も応援してね！」
「う…うん！もちろん！」
まただよ…何で嘘ついちゃうの…
私はまだこの時は知らなかった。
私がこの気持ちの正体を知るのはもう少し後のこと…
最初のコメントを投稿しよう！