恋のはじまり

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そして…あの事件は起こった。 「お疲れ様でした!」 今日もいつものように部活が終わり私は莉菜と帰っていた。 「じゃあね!また明日!」 「うん!また明日ね!」 そして莉菜と別れて歩き出すと… バンッ! 私は誰かに背中を叩かれた。 「痛っ!誰!?」 そこにいたのは白石君。 「もう!痛いんだけど!叩くのやめてよ!」 「えー?痛かった?弱くしたつもりだったんだけどなぁ…」 呆れるしかない。 「一緒に帰ろーよ!」 「え?あ…うん。いいけど。」 私は莉菜と別れた後、白石君と帰ることが多くなっていた。 莉菜にばれたら怒られるかもしれないけど、別にやましいことしてるわけじゃないしね… そして私たちは他愛のない会話をしながら歩いていた。 その時だった。 ドォォンッ!!
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