出現!ママ友!

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ママ友。 それはなんと、甘美な響きなのでしょう。 育児という孤独な戦いの苦悩、苦労を知り、互いに手を取って戦う者の名―――― …………ってなったらイイんだけどねーーーーーーっ!!!(^q^;;;) 学生時代に女子生徒全員総シカトという心折(シンセツ)攻撃を受けた身としては、自然とボッチ術の習得をいたしまして。 それからは、逆に一人の時間がすごく楽しくなっちゃって。 お絵描きとか、読書とか、執筆とか、自分でしたい時間たくさんあるわけなんですよ。 それは、ママになってからも変わらずに。 更に、ここエブで知り合った方々とのやりとりが楽しくて。 その上家事や子供のお世話で、あんまり「何もせずのんびり♪」みたいな時間がなかったのです。 しかし。 そんなぼっちエンジョイ中にも、試練は訪れる。 発端は、一通のメール。 近所でひょんなことからお知り合いになったママ友から、 『今度、おうちに遊びに行ってもいいかしら♪』 !? Σ(○∀○;;;;;;; 一応ぼくたちっ、初対面と言うか、顔も知らないよね!? こういうことにはホラ、最初の手順というか、流れと言うかっ、そういうものが・・・・・・・・・・・!!!!!!! …………まぁ、断れるわけもないんですけどね……orz 上記のボッチ攻撃を喰らった身としては、「女子はコワイ」というのが擦り込まれているのですよ。 しかもご近所さんなので、ヘタしたら悪口を広めかねない。 そして年の近い子供を持っていると言うことは、この先同じ学校・もしくは同じクラスにすらなるかもしれない。 つまり、子供の友人関係にも波及するかもしれない。 それがッ、、、ママ友…………!!!!! ただでさえ女同士は懐を探り合う仲、なのにおうちは完全プライベート空間。 完全ホームなのに、気分はアウェー。 試合前のような緊張感の中、おもてなしする私。 一応私、ママとしては若い部類に入りますので、会うママ大抵年上。 それこそ仕事時の上司に対する態度かのように、ママ友さんトコの息子さんにもニコニコと気を使う。 ご帰宅の際、相手の息子殿が泣き叫んで「がえ”り”だぐな”あ”あ”ぁ”ぁ”い”ぃぃぃ!!」 と喜んで頂いてましたので、 大丈夫、だと思いたい…
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