セシリア

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■生い立ち■ ・母を殺して生まれてきた為に父から疎まれ、家督や情を与えられず奴隷扱いされてきた=無限に膨らみ続ける魔力を恐れ、幽閉し魔力の搾取を続けた。 ・読み書きは勿論、言葉すらまともに喋れない状態で父すら失い(力を制御できず殺し)、父殺しの罪で捕らえられるが、それを知った王によって命を救われ育てられる。 ■養子時代■ ・年老いた賢王(ウルヤナ)はセシリアの能力に気付き、いずれ魔界の王にするため我が子以上の情を注いで育てた ・しかしセシリアの事を知った側近が裏切り、賢王を殺して王位を奪取しセシリアを幽閉してその力を奪い続けながら天界との戦争を始めた。 ・数千年続いた戦争の中で魔界の勢力は衰退し、民の多くは故郷を捨てて消えていった。民を無くした愚王はセシリアを戦わせようとするが本人はそれを拒否し、それでもYesと言わせたい愚王は拷問を繰り返しセシリアに殺されてしまう(暴走ではなく自分の意思で力を操り、仕方なく) ■魔界再生期■ ・命を吸い取られ薔薇の木になった愚王を城の奥に移し安置する。愚王と言えど敬意を払ってその薔薇を管理している。 ・因みに愚王に殺された賢王の魂は、セシリアが3つの器(使い魔)に分けて入れ傍に置いている。記憶などは無いがそれぞれに性質を受け継いでいる。 ・攻めてきた神族に連れられ天界で裁きにかけられるが、すぐに無罪放免される。その時世話をしていたのが、まだ幼かったユリシスだった。 ・凡ての生きとし生けるものに普遍的に存在する「夢」がセシリアの根源と知った神族は戦き、同時に魔界という箱庭に幽閉する事で害を成さないようにしようとした ・その意図を知った上で、セシリアはそれを受諾し  ◆戦うための軍隊を持たない  ◆決して戦争を起こさない  ◆セシリア自身は絶対に魔界から(城からも)出ない という条約を神族との間に結び魔界再生を始めた。
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