アヤム

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◆下女◆ 妓女に育てられ教養も器量も備えていたが、年頃が崋蔭に近いこともあり彼専属の「下女」という役割を与えられた。 最初は戸惑いと辛さに耐えていたが、王道のシンデレラストーリーを地で行くことになる。 ◆シンデレラストーリー◆ 下女というのは過酷な職業である上に報われないことを憂いていた崋蔭にも、発情期が訪れ下女のお世話になることに。 そのお相手だったアヤムに一目惚れしてしまい、界王権限で彼女を召し上げそのまま結婚までしてしまう。 ◆精霊王との約束◆ 崋蔭と結婚する上で出自を知って、精霊王(母親)とひとつ約束をした。 水界に嫁いでも良いが、最初に生まれた天龍の娘を精霊王の後継者として養子にするというもの。 会うなとは言われていないので、時々会いに行くことも。 ◆崋蔭への想い◆ 最初は「こんな気持ちになってはいけない」と、下女にすら優しくしてくれる彼への好意を押し殺していた。 しかも政治に辣腕を振るう姿勢とは裏腹に、下女の待遇を改善したり働く女性たちにサービス(皆でお茶会など)したりと、モテ体質だったため「(特別な存在として)愛しい」と伝えられても不安だった。 それも杞憂だったのだけど、結婚後もモテてることに変わりはなく…それを察してか二人の時間をとても大切にする彼への信頼や愛情は揺らがなくなっていた。
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