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ハヤテ「今日は良い夢見たぜ」
リュウ「どんな夢なんだ?」
ハヤテ「長いけどいいのか?」
リュウ「いいよ」
ハヤテ「じゃ、始めるぞ?」
リュウ「はい」
ハヤテ「本当に話していいのか?」
リュウ「何か話して悪いことでもあるのか?」
ハヤテ「いや、ないけど」
リュウ「じゃあ、なんで確かめたんだよ」
ハヤテ「気づくと俺はベットがある白い部屋にいたんだ」
リュウ「話し始まっちゃったよ」
ハヤテ「ここは何処だ?って起き上がろうとしたら手錠にかけられて身動き取れねーんだ」
リュウ「何処が良い夢なんだよ」
ハヤテ「なんとかして手錠外せないかと手を振り回したげどさ、外せないんだよ」
リュウ「当たり前だろ」
ハヤテ「困ったなと思ってたら隣で人の声が聞こえてきたんだ」
ハヤテ「助けて!助けて!ってな」
リュウ「怖いな」
ハヤテ「んでビックリして隣見たら裸の美少女がいるんだぜ」
リュウ「なんでだよ」
ハヤテ「んで俺がどうしたんだ!?って聞くとこっち睨むんだよ」
リュウ「まぁ、裸見てるしな」
ハヤテ「なんか悪いことしたのかと思って
ごめんください!って言ったら
こっち見ないで!って言われたんだよ」
リュウ「『ごめんなさい』な、確かに御免下さいと意味が似てるけど、普通の人はわかんないぞ」
ハヤテ「俺は人間だ!安心しろ!って言ったのに、こっち見ないで!ってまた言われるんだよ。助けて欲しいのに見ちゃダメとかおかしいだろ?」
リュウ「ああ、お前がおかしいよ」
ハヤテ「でも助けを求めているなら助けなきゃダメだろ?だから俺は走ってその子のところまで行ったんだ」
リュウ「おい、手錠どうした」
ハヤテ「その子をよく見たら膝を擦りむいてたんだよ。だから俺は尻ポケットに入ってた包帯を巻いてあげたんだぜ」キリッ
リュウ「そこは絆創膏貼れよ」
ハヤテ「するとその子がこっち見てこのチキン野郎!って言うとスゥゥ…っと消えてしまったんだよ」
リュウ「……
おい、チキン終わりか?」
ハヤテ「終わりだ。なんか文句あるのか?」
リュウ「お前にとって何処が良い夢だったんだよ」
ハヤテ「美少女に煽られたんだぞ!?良い夢だろ!」
リュウ「そこかよ」
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