第四章

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「っ?!」 司の視界にどアップに映り、返事を待たずに唇を重ねた。 …旭としたように・・・。 旭よりも不器用なキス。 初めてなら当たり前か… けど、私や旭よりも遥かに… 少しして唇を離し、笑ってしまった。 司は子供の様に固まっている。 私は笑いながら離れた。 なんだか…楽しい。 クルリと机の間で回るとスカートがふわりと浮いた。 そのまま窓に近寄り、司を振り返る。 「キス…いやだった?」
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