第五章

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今日は満月だ…。 カーテンの隙間からはいる月明かりが綺麗でまぶしくて… まるで私とは正反対だ…。 私は月明かりを頼りに部屋を出た。 兄達と使っている共同の遊び部屋のカーテンは開いていて月の明るさを一層知らされた。 その明かりを頼りに階段にたどり着くとゆっくりと降りた。 一階もひっそりと静まり返っていた。 ―パチッ― 食堂の明かりを手探りで付けてみる。 「あ…」 テーブルには一枚の置き手紙。 『冷蔵庫に夕食は入っているからもし目が覚めたら温めて食べなさい   母』
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