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「硬いわけないでしょ?」
心とは裏腹に笑いながら声を潜めていった。
「それはそうだけどさ…」
何かをいいかけ旭は言葉を止めた。
「なに?」
言いかけた私に人差し指を口の前に出し制した。
身振りで外を見に行くと告げて出ていった。
一人になると虚しさからため息がでる。
…心と体が別みたい。
あたし、なんだか空っぽだ…
「誰かそこの階段下りただけだったみたいだ。」
旭が戻ってきていった。
「…別にどうでもいいじゃない」
少し背の高い旭。
少しだけ見上げていった。
…視線が絡む。
親の躾のお陰かそのせいか…
つい目を見て話してしまう。
「お前の目…エロいな…」
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