第一章

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「………」 「…………」 お互い無言になる。 レモン味じゃないのねとわかっていながら心がバカにしたように呟いた。 誰がいったんだろう。 ファーストキスはレモン味だなんて… 「…べ、別にお前が好きだからじゃないから」 不意に旭が口を開いた。 ……バカじゃない ただそれしか言いようがない。 そういいながらまた口づけるのだから。 唇が離れると旭が外を見に行った。 誰もいないのを見てトイレからでる。
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