(( 11th story ))

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『誰…?』 真の横で気持ち良さそうに寝ている、赤髪の男の子。 見たことあるような、無いような… 確か…… 『…あぁっ!』 6走目に走ってた男の子だ! でも、なんでココに……? 「…千晃?…目、覚ましたのっ!?」 あたしの疑問は、ここで途切れた。 『実彩子…』 「きゃーっ!千晃ぃーっ!」 そう叫ぶと実彩子はあたしに突進。笑 いや、抱きついた。 『実彩子?ちょっ…』 「あ、ごめん。まだ痛いよね?…ってゆーか千晃!あんだけ心配……」 「お前、何やってんねん!!」 『へ?』 いきなりの怒鳴り声に、実彩子も言葉に詰まってしまった。
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