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「脱いで下さい。」
ってはしょり過ぎたぁぁぁ!!
このままでは完全に変態かつ
私の方が不審者のようでした。
「…お主破廉恥でござるな」
石田様は両頬を桃色に染め両手で桃色の頬をおさえてる
その様子は可愛いらしいのですが、
私がガッツリ肉食系女子になってしまうので
おやめ頂けると幸いです。
「誤解です!!ただ甲冑を脱いで頂きたいだけです。」
「しかし、戦場で甲冑を脱ぐと言うことは、命取りになるではないか。お主が我を守れるとは到底思えぬが」
戦場…?
まさか、いまだにタイムスリップしたことに気がついていないの…?
戦場ではありません。ここは墓地です。オゥケィ?
どうしよう…気がついてないみたいだから言うべきかな…
ここはあなたの生まれた時代ではありませんよーって伝えるべきかな
伝えなかったから、きっと甲冑着たまま街中歩きそうだからな。伝えなくちゃまずいぞこれは
「あの。石田殿 よく聞いて下さいね。
あなたは約400年後の未来に来てしまったんです。」
「……。」
二人の間にしばらくの沈黙が続いた。
いつまでも沈黙が続くかと思われたが、石田様から現状を確認するかのように話をきりだしてきた。
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