~桜の唄~

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僕は、そのお人好しの猫に向けて毎晩、夜空に向けて願い事を呟いた。 お兄ちゃんに会いたいって。 叶わないと思うけど叶ったら嬉しい。 そして僕はお兄ちゃんに頼むんだ。 「僕を殺してって」 僕の父さんと母さんを殺したように。
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