1・幼馴染

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パジャマを脱ぎパンツ一枚になると、寝る前に枕元に用意しておいた制服に手をのばす。 ふと気付くとタケルからジッと見られている事に気がついた。 「……何ジッと見てるんだよ。気持ち悪いなぁ」 「え? いや、べ、別に見てねぇし! バカ! は、早く着替えろよ!」 「はいはい」 冗談で言っただけなのにそれを本気で捉えたのかタケルは顔を真っ赤にさせながら僕から目を逸らした。 同性の裸を見ても面白くないのはわかってるけど、タケルをからかうといつも焦ってそれを否定してくるのが面白い。 僕はあははと笑いながら制服に着替えはじめた。
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