第0章

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 ユウの発言に意味もなく慌てる俺は最高にカッコ悪いと思うけど内心バックバクで心臓が破裂しそうなくらいに恥ずかしくなっている最中なのだ……。一緒に暮らさないかって、何プロポーズしてるんだよって気付いてしまったから…… 「迷惑じゃないでしょうか……。記憶喪失だとしても私は私なんで、入院とかしたくないんです。私は、クガ ユウとして普通に生きたい。」 「じゃ、決まりだな。宜しくなユウ。俺は敦士、今日からお前の兄貴だ。年の差的には親父とか叔父とか言われるのは勘弁してもらいたいからな」  そんなこんなで、俺とユウの共同生活が始まりを告げる。
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