ちょっと待て!!

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なんて、変にカッコつけた考えをしながら歩道橋を渡っている時、目に入ったのは綺麗な銀色。 次に揺れる煙。 を…吐き出す顔は良く知る人なのに、知らない人だった。   『10代目!!!』   って普段自分に向けられるモノでは無く、 かといって   『アホ牛………果たす。』   って不機嫌をもろに出したモノでもないその表情は、   一体何処を見つめて何を考えているんだろうか……   あぁその視線に俺以外を入れないでよ 今君の頭の中を占めているモノは何??       とか、考えてられる余裕は俺には無かった。       夕日に照らされた銀髪も無駄に沢山のアクセサリーに飾られた指も物思いにふける横顔も全部、全部。   彼の全てが格好よくて、   『格好いい……』   胸がキュッてして、でも何だか妙に興奮して、   何て格好良いのだ彼は。   獄寺君は道端。俺は歩道橋の上。   声が届かない距離ぢゃない。   声をかけても良いのだろうか、 頭の片隅で小会議が開かれるが、大半は彼にしか意識が行ってない。 目を反らせない。     もう、それこそ穴が開くんぢゃ無いかって程に見つめてしまった。   後々思い出すとツッコミ所満載だ………image=344904265.jpg
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