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いや、欠伸をしながら言われても…
説得力がないというか。
「それは信じていない顔だ…」
でも確かに僕が助けた少年と、特徴が似ているのよなぁ。
「やっぱり信じてくれないんだね…」
少年…神は泣きそうな顔でこちらを見てくる。
「う、分かった分かった
信じればいいんでしょ?」
「良かったぁ
信じてくれるんだね?
あの時、僕は地球を観光してたんだ
でね?
実はあの時世界を止めてよけるとか出来たんだ
でも、とっさで頭が回らなくて…
君は死ななくても良かったのに、命をおとしてしまった
それは僕の所為だ
謝っても罪を償えない…」
神様は本当に涙をぼろぼろと零し
泣いていた
「うぅ、ごめんなさい、ごめんなさい」
僕はそんな神様の頭に手を置き撫でた
そして、彼を抱き寄せて言う
「君の所為じゃない
あれは僕が勝手にやったことだ
それで死んでしまったのは僕の責任だよ」
神様は涙を拭きながら
「君は第二の人生を歩んでみようとは思わない?
僕は君を転生させてあげることが出来る
でも地球に生き返らせることは出来ない」
「え?
転生?」
「僕の管理するもう一つの世界
・ディカルド・
になら、転生させてあげることは出来るよ
どうする?」
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