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「ねえ、ハル。夕陽キレイだね!!」
「そうだな」
桐斗が夕陽を指差しながら楽しそうに笑い、俺はそれに適当に相槌を打ちながらぼんやりと考え事をしていた
こういう主人公みたいな親友がいる脇役って大抵嫉妬か羨望、もしくは憎悪を抱いてんだよなぁ
モバとかの小説を見ると結構そういう脇役が多いような気がする
まあ、そりゃそうだよな。完璧超人の親友がいたんじゃなあ
その点俺はそういう感情は抱かない。寧ろ誇らしく思える
今のコイツがあるのはコイツが努力してきたからだ、ってな?
コイツ元々勉強も運動も出来が良い方ではなかったからなぁ
まあ、その話は追々として桐斗がある一点を凝視していた。そこにあったのは
「……魔方陣?」
セイカーイ、ぱふぱふぱふ
それはどこぞのファンタジー小説に出てくるような魔方陣でしたぁ
……
って、はぁぁぁぁぉぉぁぁぁぁぁぁぁ!!!???
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