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「俺の名前は桐谷零、趣味は鍛練…だな…えーと得意科目は戦闘学以外かな?フォルムは…ない」
「フハハハハ!フォルムがないだとよ!改めて聞いたがホントに面白い奴だ!この学園から消えればどうだ?この愚民が!」
「ヨスガ!口を慎め!」
「ふん!」
「零…」
だからいったんだ…
俺は落ちこぼれ…
クラスのほとんどの奴らに笑い者にされたよ…
恭平は悔しそうに、西連寺は気の毒そうに、桜川は呆れたように、橘は無表情、早乙女先生は怒った表情
早乙女先生も俺だけ自己紹介させないわけにはいかないと思ってくれたのは嬉しいよ…
けどあの嫌われ者、ヨスガに俺だけは同意されて笑われる
憎い…俺を侮辱した奴らが…
いつか必ず…
「自己紹介は終わった、すぐに訓練所へ移動だ!模擬戦を始める」
ちくしょー…模擬戦かよ…
皆ゾロゾロと教室を出て訓練所へ向かう
恭平も心遣いか知らないが教室を出ていった
俺も浮かないながらも教室を後にする
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