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「疲れた…」
「うちも…」
今日から正式に剣道部に入部した。でもただ走っただけ。
剣道がしたいっ
顧問が最悪。
あんまり顔出さないし、来ても座って腕組みながら寝てるの。
…おかしいでしょ。
やっぱ柚香は私立の学校に行きたいです。
「そういえば、今日病院行くかも…」
「え!?柚香、どっか悪いの?」
「いや…忘れっぽいから?」
あははと笑う私。
いや、本当に行っても何もないと思うが…ちょっと不安気?
「あ、なるほど。じゃあうちはデートしてくる!」
嬉しそうに微笑む綾奈。
え?え?え?
なんつった今?デット?
「リオ先輩と付き合うことになった!」
マジカ…それは急ですなぁ…
っていうか、
「リオって誰だっけ?」
「えぇ!?」
ごめん…私は本気で忘れている!
「こないだうちがカッコいいって言った人!」
そんなことあったっけ?
…あ、
あぁ…思い出してきた。
「あいつか…」
「え?あぁ、うん。本当に大丈夫?病院行ってきなっ!」
「うん…」
自分でも不安になってきた私は、綾奈と別れて家に帰った。
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