深夜軋む幻想-ユメ-

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深夜軋む幻想-ユメ-

衝撃に喉をひきつり 出た声は叶の手のひらに塞がれた 「夜中だよ、誓…」 そう、言いながらも 酷く荒々しく腰を動かしては 薄く笑い僕を見下ろす その体に縋りつき 爪を立てて叶の服を噛んでやり過ごす 体から香る煙草の臭いに 心臓を締め付けられて泣いた
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