rainbow

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『アイドルにならない?』 とティッシュで鼻を押さえながら言われた 不意に俺は歳上な女性に『はっ?』と答えてしまったのだ。 --落ち着くんだ…自分。 まず整理をしよう… この人はなんなんだ、鼻血でてるし…不審者か?……。いやっ違うだろっ!--- 『あの、あなた誰ですか?』 『私はこういうものよ』 と言い、名刺を差し出してきたのだ。 『で、齋籐さん、アイドルにならない?とはどういうことでしょうか?』 『あなたは顔も整っていて、styleもいいです!ぜひ、我が事務所で、人気アイドルになりませんか?』 ---なりませんか?っていわれたってなぁ~ てか無駄にスタイルを撥音よくstyleなんて強調せんでいいわっ!---- なんて突っ込んでいるうちに、 事務所に行くことになっていたのだ… これが、俺と齋籐さんの出逢いで、人気アイドルになるきっかけだったのだ……
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