爆弾娘~中学時代

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三年続いた彼と別れた後、学校にも行かず夜は駅前に、昼間は同世代の溜まり場に行く毎日 またシンナーも始めた 同じ中学校には友達がいなかったが、他校の友達と遊んでいた 親は呆れはてながら、自分を責めるように泣いているのをたまに見かけた 母の事は心から大切にも思っているし、感謝もしている だが、普通の家庭に育っていたら、人生変わっていたかな…とたまに思う そんな毎日が過ぎ卒業間近になった 結局、登校したのは三年間で三日間だけだった みんな卒業の用意をしだす 私も一応、制服に刺繍をした だが、卒業式には出るつもりはない 恋愛も沢山経験した だが、真剣になれる人はいなかった 卒業式当日 友達の学校の卒業式に出た 卒業式の後、みんなで卒業暴走もした なかなか楽しい思い出が作れた うちに帰ると1つ下の男の子が家に数人といた 当時の私の家は溜まり場だったので、毎日数人は寝泊まりしたり遊びに来ていた 卒業式だったから特に人数も多かった その男の子がおめでとうと花束をくれた 付き合ってと言われた こんな私の卒業を祝ってくれたのは、母と彼だけだった 私は一瞬で好きになった 私は惚れやすいのかもしれない
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