爆弾娘~中学時代

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彼との恋愛は短かったが、楽しかったのを覚えている 母とも仲良くなってくれていた 原付で後ろに乗せてくれて色々連れて行ってくれた 楽しかった…幸せだった だが、彼は惚れやすいタイプだったのだろう 私の友達に手をケガしていたのを手当てしてもらって好きになったらしい 私の時も何気にあげた義理チョコが嬉しくて好きになったらしい まぁ…若い時の恋愛ってこんなもんなのかな… 傷心な時にまた出会いがあった 同じ年で少し遠くに住んでる子だった 彼は真面目な感じで彼は地元では不良の部類に入っていたが、私には無理してる感じに見えた 彼と付き合って、彼は童貞だった 彼は大切にするから、ずっと一緒にいてな…と心配していた さすがにとっかえひっかえ付き合ってる私を不安に思っていたのだろう 私も一緒にいるつもりだった… ある日、先輩が店を出したから飲みに来いと呼び出された 彼と一緒に原付で出かけた 行きは彼の運転 店に付くと、一時間で帰ると先輩に伝えて席についた すると…先輩は簡単には帰さんと、スピリッツを持ってきた 度数の高い酒で、おちょこの様な入れ物に十杯飲んだら帰ってよしと無茶ぶり… 私も五杯、彼も五杯 一瞬でベロベロになった 精算を済ませて店を出ると彼は吐き続けた 仕方ないし私が運転した 私は運転に自信がなかった 帰り道、こんな時に限ってパトカーと遭遇 頭は酒で回らず、道も思い出せない だが、とりあえず逃げなくてはとぐるぐる走っていたら、パトカーに追突されて誰かの家の塀の石垣に衝突 捕まった 私は両腕複雑骨折と数ヶ所の擦り傷や打撲ですんだが、彼は顎と口の中を数ヶ所縫ったり腕を骨折したりで重症だった 病院で彼の親と初めての挨拶と謝罪 彼の両親から、反省しているならもう付き合って欲しくないと言われた 彼は、その事、納得してるのかと聞くと、息子も今回で疲れた真面目になりたいって言って別れると言っていたと言われた 私は、また一人になった ついでに、この事件で少女の家と呼ばれている施設に入った 少年院みたいなものだ 3ヶ月だけだがあまり覚えていない 楽しくはなかった その3ヶ月で彼を忘れ、自分を見つめる時間を過ごせた 変わらなきゃ
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