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母は何も話してくれませんでした。
いつものように仕事を頑張っていました。
ただ、父から話してくれるそうだから、待ちなさいと。
数日後、父が訪れ、私を車に乗せました
「すまない、お前も、もう状況が分かる年齢だと思う。パパはもうママとは住めない。初めてあの日、ママに殴られたよ。悪かったとは思う、だけどパパも人間なんだ。気持ちも変わる。パパはママをもう愛せない。許して欲しい」
私は冷めた子供だったのでしょうか
父からの話しを聞いて、感想は…どんだけ甘ったるい男なんだ?腐ってんじゃない?
と思った
アダルトチルドレン
父もその一人かも
黙って話しを聞いていた私に父は続けます。
「実は、子供がいるんだ。お前の妹だよ。お姉ちゃんらしく頑張って生きるんだよ」
さすがに爆発した私は車のドアを開け、思い切り締め、黙って父から去りました。
歩きながら、死ねばいいのに、と怒りの気持ちを抑えながら帰りました
荒れた人生始まりの鐘がなりました
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