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え!?え!?なんでここにいるの!?
と疑問に思っていると男性陣からおおお~と声が漏れる。
それもそうか、かなり可愛いし。
ってやばいじゃん!!なんか変なこと言われたらややこしいことになりそうだ!
そう思って、机に突っ伏した。これで顔は見られない。
我ながら情けない作戦だ。
「よし、じゃあさっそく自己紹介を……ん?勇樹何寝てるんだ!」
「勇樹?」
彼女はそう小さくつぶやき、先生の目の先を追う。そこには机に突っ伏している俺が。
あの怪力バカ、余計なことを。と思いながら渋々顔を上げる。
すると、必然的に彼女と目が合う。
「あ、勇樹」
あーあー覚えられてるよ。
「ん?知り合いなのか?」
と竹中が聞く。そして、男たちの重い視線が自分に降り注ぐ。
頼む!変なことは言わないでくれ!!さっきみたいなビックリワードは言わないで!!
「……」
黙って勇樹の方を見つめてから、
「やっぱり、勇樹は運命の人だったんだ!!」
と大きな声で言った。
はぁ~どうしよう。どうなるんだろう?俺。
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