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っと考えているわけだが、今実際にいつもの日常が打破されていた。
嫌な意味で。
「ぜぇーぜぇーぜぇー」
息が切れる。当り前だ。全力疾走をしているのだから。
まだ、起きてから10分もたっていないのに全力疾走している。
今、ここで走るスピードを緩めてしまったら、確実に学校に間に合わない。
「何が、『突然の非日常をあなたに』だ!!ただ単に目覚まし時計のアラームを解除しただけじゃねーか!!」
夜更かしをしたのに朝起きると、すごく寝てたような感覚に違和感を感じる。嫌な予感を感じながら目覚まし時計に目をやると、『突然の非日常をあなたに』と書かれた大き目な付箋が貼ってあった。嫌な予感しかせず、付箋をめくると目に飛び込んできたのは、いつもはすでに登校している時間を優に超えている時間だった。
あんな陰険な嫌がらせをする奴は1人しか知らない。
「あかりーーーーーー!!」
思わず叫んでしまう。走りながら女の名前を叫ぶなんてみっともないが、しょうがない。
家が隣で幼馴染の女。残念なことに、こんなことをする奴が幼馴染なんです。
普通なら、優しく起こしに来てくれるのが定番でしょう!?
なのに何でいちいち部屋に忍び込んでまであんな嫌がらせをするかな!?
昨日、俺があかりに変わらない日常がつまらないなんてことを言ったからこんなことをしたに違いない。確かに、こんな遅刻することは無いけど、こんな非日常いらないよ!!
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