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カイ「ステータス的には、ライトウルフに若干劣っているな。」
まぁ、それでもスキルのビースト切りを使えば十分に圧倒出来るが。
俺はナイトスライムとティックスライムのステータスを見て、頭の中で分析していると、
ある不自然な点に気が付いた。
カイ「……やけに静かだな。」
実は俺がステータスを見ている間、全くと言って良い程に、
ライトウルフ等の場所を映したパネルからは音が聞こえなかったのだ。
俺はその疑問を解決するためにステータスを閉じ、映像に意識を向けた。
……そして、そこに映っていたのは、ライトウルフを包み込んだ、巨大エレキスライムの姿だった。
カイ「……こうなる以前の映像を見せてくれ。」
『承認』
一様こうなった理由は分かっては要るのだが、念のために確認するとしよう。
『…………………………………………………………………………………………………………………………。』
……決着は、無音のままに終了していた。
先ず、ライトウルフが無言のまま、自身の雷を増幅させていく、
……この時ライトウルフの意識はナイトスライムとティックスライムに向いており、
後ろから飛び掛かって要るエレキスライムには全く気付いていなかった。
その油断が結果的にライトウルフの敗けへと繋がった。
何故ならエレキスライムには、雷無限吸収、巨大化(雷)、分裂(雷)、と言う3つのスキルがあったのだから。
カイ「…まぁ要するに、エレキスライムがライトウルフの雷を吸いきって、分裂そして巨大化。」
ただ、これだけだった。
因みにエレキスライムのスキルには放電のスキルもあったりするのだが、
今回はあまり意味が無かったようだ。
カイ「さて……犬ころに会いに行きますか……。」
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