7人が本棚に入れています
本棚に追加
セルは急に周りの景色が変わった事に驚いていた「ここは何処だ?」
何処かは解らないが森にきたみたいだな
セルは周りをキョロキョロしていると影が見えた
セルはなぜかその影を追わなくちゃいけない気がして少し小走りになって 影を追った
しばらく追って探し回っても見つからない
「もう駄目かな」
そう思い諦めかけている時
「おい人間。いい加減、私を見つけろ」
「!!!!」
不意に話掛けられて後ろを向いて後退した
目の前にはライオンがいた。
だが普通のライオンじゃない。体の毛並みは白色で通常の大きさの二倍はある
「私の名は『ゼノン』この森の長だ」
「セル・ジオロッシだ」
ゼノンは名前を名乗ったから、つい名前を名乗ってしまった
昔母さんが言ってた
(相手が名前を名乗ったら自分も名前を名乗らなきゃ駄目だぞ)
セルはその言い付けをずっと護ってきたから名乗ってしまったのだ
「ゼノンはなんで俺の前に現れたんだ?」
「それはな人間、お前が私を召喚しようとしてあまりの力にお前が引っ張られたんだ」
「つまりは俺がゼノンを召喚しようとしたけど、ゼノンの力に俺が耐え切れずにゼノンの力に引っ張られたって事か?」
もっと簡単に言うと綱引きでパワー負けして引っ張られるという事だ
「そういう事だ。
つまりは私はお前の使い魔になるという事だ」
「そうなのか。
でも、だとしたらこの森はどうなるんだ?」
「何、その事は大丈夫だ。私はずっと人間界に居る訳では無いからな
この森が無くなる事は無い」
「そうか。なら大丈夫だな。じゃあ契約しようぜ。どうするんだ?」
「私の頭に触れ
そしたら契約が出来るぞ」
「分かった」
セルはゼノンの頭を触ったら右腕に激痛が走った
「痛ってーーーー!!」
セルはとっさに右腕を見たら右腕にはライオンのタトゥーみたいな紋章が出来ていた。
「これで契約は完了だ
では必要になったら、私の名前を呼べ。
すぐに助けに向かう」
「分かった……!」
痛みがまだ消えない
「すぐに人間界に戻してやる。
そうしたらその痛みは消えるから」
するとセルの周りが光ったと思ったらセルは魔法陣の上に戻っていた。
最初のコメントを投稿しよう!