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魔法陣が光り、その光が消えたらセルが魔法陣の上で立っていた。
「セル!お前一体何を使い魔にしたんだ!?」
「さぁ?」
「逆召喚されて、それは無いだろぉ」
「そうよ。あんたはいつもデタラメなんだから!」
「エルちゃんの言う通りよ!
普通、使い魔に逆召喚されたら何者か聞くわよ!」
「三人とも…落ち着いてぇ~」
じゃあ喚べばいいんだろ!」
セルは右腕を前に掲げて
「来てくれゼノン!!」
セルの右腕の紋章がまるで吠えた様に見えた
するとセルの前方に巨大物体が現れて
「喚んだか?人間」
体が白くて通常の二倍の大きさはあるであろう
鬣が綺麗なライオンが現れた
「!!!……このライオンは…ホワイトタイガーから生まれたとされる……
幻のホワイトライオン…!」
「「「珍しくアインが喋った!?」」」
アインはそんなのお構いなしに話を続けた
「ホワイトライオンは……とある地方では神として崇められてるそうだ。セル、お前は運が良いな…神を…使い魔に出来たんだから」
アインは凄く羨ましそうにセルのホワイトライオンを見つめている。
「そんなに凄いのか?ゼノン」
「私は確かにホワイトライオンだが、まさか私が神として慕われているとは。
知らなかった。
それより、もう戻っていいか?
少し仕事があるんでな」
「あぁすまない。戻ってくれゼノン」
ゼノンはまるでセルの右腕に吸い込まれる様に紋章に入っていった
※紋章は使い魔専用の魔法陣の役割を果たす
「それじゃ次は私ね!」
エルはそう意気込んで魔法陣の上に乗って
「我が名はエル・サルバドル!
我が相棒になる者よ
我が新たなる力になりし者よ
我が眼前にその姿を現せ!」
エルは神々しい光に包まれ姿が消えていた
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