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「確かに此処に長居していたら身体が消えるみたいですし」
エミの身体は徐々に透けている
「それではエミを、人間界に戻す」
エミの足元に魔法陣が展開された
「またね。アル」
エミはアルケーをアルと呼んですぐに姿が消えた
「…………アル………か。」
「皆、ただいま」
「エミ!どうだった?
何を使い魔にしたの!?」
エルがかなり興奮気味にエミに抱き着いた
「えっとね…天使を使い魔にしたの」
「嘘!?私と同じなの!?」
セルはエルの言葉が気になったので聞いてみた
「その言い草だと、エルも天使を使い魔にしたのか?」
「まぁね……………………ウプッ」
「酷い!!!!
なんで話し掛けただけで、吐きそうになるんだよ!」
「セルは可哀相だな」
「リンは楽しんでるだろ!」
「んなわけ無いだろ!
俺は、本当に可哀相だと想ったんだ!」
「二人とも……落ち着いてぇ~」
「それじゃあ次は私でいいよね?」
「別に良いよ。ベル」
ベルは魔法陣の上に乗り、指を少し切って血を魔法陣に垂らした
「我の名はベル・エピーヌである
我が血に共鳴する者よ!我と契りを交わし我がパートナーに相応しい者よ!
我の眼前に現れろ!」
ベルの身体は銀色の光に包まれて、光が収まる頃には姿が見当たら無かった
「エルは一体なんの天使を使い魔にしたんだ?」
「主天使ドミニオンズを使い魔にしたわ!」
「私は…権天使アルケーを使い魔にしました」
「二人ともすげーな」
「リン君も凄い人を使い魔にするわ!
絶対にね」
「あんがと
ベルは誰を使い魔にするんだろうな」
「あの人の実力なら絶対に強い奴を使い魔にしますよ」
「だな」
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