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「鈴さんがガルディエンに行けば良いんです!」
「意味がわからん俺はガルディエンから狙われてるんだぞ!そんなとこに行くとか自殺行為だ!」
「話を最後まで聞いて下さい!……まぁ生き残る可能性は少ないんですけど…」
「勿体ぶるな!早く教えてくれ!!」
「……ガルディエンに行けば鈴さんが何処にいるのか解らなくなるんです」
「何でそうなるんだ?」
「理由は二つあります
まずガルディエンに行けば鈴さんはガルディエンの住人になるんです
住人になることで異世界の人間という事が解らなくなります」
「何でそんな事が?」
「異世界人という事がわかる魔法が有りましてその効果が無くなるんです。」
なるほどそれなら逃げ切れるな
「もう一つの理由は鈴さん運動神経良いですよね?」
「まぁかなり良いと思うよ。学校の行事で10キロメートル走があるんだけど、いつも一位だな」
「それが理由です」
え?
「何で?」
「ガルディエンの者はこの世界の平均運動神経より三割ぐらい悪いからです」
「なるほどね~それならガルディエンに行った方が助かる可能性が高いな」
「それじゃ早速行きましょう!!」
「何で!?」
「善は急げですよー!」
俺は妖精に思いっ切り引っ張っられて、外に出た。
そしてある古墳に着いた。
「ここが入口なのか?」
「はい!…でも気をつけて下さいねこの入口は何処に出るか解りませんから」
「分かった気をつけるよ。……そういえばお前の名前どうしようか?」
「鈴さんが付けて下さい 名前を」
「…解った。何しようかな~」
「可愛い名前にして下さいね」
どうしよう名前なんて付けたこと無いしなぁ…………
「………『マリー』」
「えっ?」
「お前の名前は今から『マリー』だ!!」
「マリー…良い名前ですね!」
どうやら気に入ったみたいだ!
「これからよろしくなマリー!」
「はい!よろしくです鈴さん!……あっ見えてきました!出口ですよ!」
もうすぐガルディエンに……ピカー………
「目の前には山賊がいた…皆こっちをガン見してる…………………よし逃げよう!!
「マリー逃げるぞ!!」
「はい!!」
「「「待てや!ゴルァ!!」」」
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