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待てと言われて待つ奴がいるかよ!!
俺達は逃げた!必死に!!なのに、何故か捕まった………そしてそれから一週間ずっと俺達は拷問の様に蹴られたり殴られたりストレス解消道具の様なサンドバック状態だ
飯は食わしてくれた。死なないために、そしてその後また殴られたり蹴られたりされる。
こんなことされたら生きる希望なんかすぐ無くなる。俺は死にたいと何度も願った。
だけど、それは叶わない。
ドカーーーーーーーーーン!!!!!!!!!
「何の音だ…………?」
俺は希望を捨てたはずなのに…………………………助かるのか?と思ってしまった…………
「なっ…人!?何この酷い有様………大丈夫!? すぐに助けてあげるから!!」
あぁ…なんか女の声が何か叫んでる……………意識が無くなった……………
意識が戻ると俺はある病室にいた。
「…っ!?目が覚めましたか!?
先生!患者さんが目を覚ましました!!!」
「本当かい!?君!大丈夫かい?何か喋れるかい!?」
「………………ここ…は………何処だ………?」
「ここは病院だよ。
君は世界中で指名手配されてる山賊に捕まって心身共にボロボロになっていたんだ、君は運が良かった」
そして俺はあの妖精の事を思い出した
「……………マ……リー………は?」
途端に医者は暗い顔になった。
「ま………さ…か……!?」
「あの妖精は間に合わなかったよ。ここに来る頃には、……もう……」
途端に俺は泣いたんだろう感覚が全然解らない。
だけど俺の心には色々な感情が沸き上がるのが解った。怒り、恨み、そして、自分への憎悪と情けなさ。それが混ざりに混ざった涙
ガラッガラッ
「ちょっと困ります!この部屋の患者は絶対安静何です!」
「大丈夫です!すぐ帰りますから!!」
「君大丈夫だよ。
通してあげて」
「…解りました」
すると入って来た女は俺のとこに凄いスピードで 来て…
「話を聞かして!何で貴方がセラと居たのかを!」
「セラ?………誰の事……だ?」
徐々に上手く喋れる様になってきた。
「貴方と一緒に居た妖精の事よ!!」
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