黒き薔薇を貴方に

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 そこに貴方がいらっしゃいました。わたくしの目は貴方に釘付けになったのでした。  凡庸な男達の中に、一人、凛として精悍な眼差しをなさり、若々しい異彩を放つ貴方は、まるで彫刻のような美しさで、女であるわたくしがうっとりと見惚れてしまう程でございました。
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