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ジャー!
勢いよく流れる水が熱くなった指を冷やす。
「シュウ、冷たいッ!」
シュウは、何も言わずそのままあたしの指を冷やし続けた。
五分程たっただろうか。
シュウが水を止めて、リビングに向かった。
ソファーに座って、シュウはあたしを見つめた。
うわっ…見られてるー!
恥ずかしさで顔が火照り出す。
「ごめん、夢。僕のせいで火傷を負わせてしまって………
痛いよね?本当にごめんね」
あたしを抱きしめながら、謝るシュウ。
あたしは、抱きしめられてどんどん顔が赤くなっていった。
「も、もういいから放してッ…このままじゃあたしーーー……」
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