その後の200年(フェームとの別れ)

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「ホワトの国王が、私の『神装具の姿』の絵を描かせたんだって……んでもって、飾る場所は戴冠の間だって」 緋影の明るい話し方に、シュヴィは 「……お前…良いのか?……見られて困らないか?」 「『戴冠の間』に飾るって言ってたし……それに人間の描いた絵は、何れ朽ちる…私が又『下』に降りる時は、100年200年と経ってるから……私を覚えてる者は居ないよ」 そう言って、水晶玉を見つめた 『不老不死』故に同じ場所に長く居る事は躊躇われ、又露見してはならない為に永く居られない 「そうか…ならば、それで良い…」 シュヴィもそう言って、彼女の頭を撫でる 2時間程して緋影は神王界に帰り、その後シュヴィはソウルアに連絡をとった 「…<ソウルア……我だ…シュヴィエールだ……話があるのだが、今良いか?…………そうか…いや…良い…後で連絡する……あ?…構わぬが…酒かぁ…良いの…1度、お前と酌み交わしたいと思っておったのだ…『魔王達』も呼んで良いか?…あやつ等も結構強いでな…ヒースの屋敷…は、駄目か…婚儀を挙げたばかりだ………………国王の城!?……馬鹿を申すな……物見遊山で行く所ではないぞ……ヒースの領地の森だ…他に思い付かん………あ?……なんとでも言え!…切るぞ!> 」
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