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「…それはどうか解りかねますが………それはそうと、神王界の焔様にご報告はなさいましたので?」
「いや…まだだ…やる事を思い出したのでな……用事を済ませてからにしようと…1時間後に、ヒースの領地に行く……ソウルアとロイと魔王達と会うが……セフィロス…お前…『これ』はいける方か?」
右手をコップを持つ形にして、軽く口元で上げる
酒が呑めるかの意を示した
セフィロスは頭を傾げ、シュヴィと同じ動作をして
「……なんですか?これ」
彼の質問で、シュヴィは落胆した様に
「……酒は呑めんのか……この動作は、酒が呑めるかの質問の動作だ…呑めんのだったら、連れて行っても仕方無いのぉ」
少し残念な顔で言ったら、何を思い付いたのか、セフィロスがある天使の名を言った
「アレキスはどうですか?……彼は以前、人間と使い魔契約をした事がありまして、その時にお酒の味を覚えたとか言ってましたが」
「…アレキスが?……ほぅ…強いのか?」
まさかの天使の名で、シュヴィは興味深く身を乗り出して聞いた
「…いえ……味を覚えたと言うだけで、強いかどうかは判りません…でもアレキスにとって、良いチャンスだと思うのです……その…人見知りを治すのに」
少し言い淀んで、彼の顔を見た
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